民法（～2019年）

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制定

1093条

受遺者ハ遺贈カ弁済期ニ至ラサル間ハ遺贈義務者ニ対シテ相当ノ担保ヲ請求スルコトヲ得停止条件附遺贈ニ付キ其条件ノ成否未定ノ間亦同シ

制定過程

明治民法1093条

関連資料

梅謙次郎『民法要義』*未校正資料全体表示

第千九十三條　受遺者ハ遺贈カ辨濟期ニ至ラサル間ハ遺贈義務者ニ對シテ相當ノ擔保ヲ請求スルコトヲ得停止條件附遺贈ニ付キ其條件ノ成否未定ノ間亦同シ

遺贈カ期限付又ハ條件附ナルトキハ直チニ其履行ヲ求ムルコトヲ得サルハ固ヨリナリ然ルニ遺贈義務者ハ往往ニシテ無資力ト爲ルノ虞アルカ故ニ受遺者ヲ保護セント欲セハ之ニ對シ相當ノ担保ヲ請求スル權利ヲ認メサルコトヲ得ス而シテ担保ノ種類ニ付テハホカノ場合ニ同シク保證、質、抵當等苟モ遺贈ノ履行ヲ担保スルニ足ルヘキモノナレハ即チ可ナリ若シ爭アレハ裁判所ニ於テ之ヲ決スルノ外非サルヘシ而シテ遺贈ノ目的カ特定物ノ上ノ權利ナル場合ニ於テハ其目的物ノ上ニ質權又ハ抵當權ヲ設定スルカ如キハ最モ適當ノ担保方法ト謂フヘキカ（一二九參觀）

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昭和22年222号（家族法改正）

991条

受遺者は、遺贈が弁済期に至らない間は、遺贈義務者に対して相当の担保を請求することができる。停止条件附の遺贈についてその条件の成否が未定である間も、同様である。

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平成16年147号（現代語化）

991条

（受遺者による担保の請求）

受遺者は、遺贈が弁済期に至らない間は、遺贈義務者に対して相当の担保を請求することができる。

停止条件付きの遺贈についてその条件の成否が未定である間も、同様とする。