民法（～2019年）

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制定

1067条

遺言ハ自筆証書、公正証書又ハ秘密証書ニ依リテ之ヲ為スコトヲ要ス但特別方式ニ依ルコトヲ許ス場合ハ此限ニ在ラス

制定過程

明治民法1067条

関連資料

梅謙次郎『民法要義』*未校正資料全体表示

第千六十七條　遺言ハ自筆證書、公正證書又ハ祕密證書ニ依リテ之ヲ爲スコトヲ要ス但特別方式ニ依ルコトヲ許ス場合ハ此限ニ在ラス（取三六八、一項）

本條ハ普通方式ノ種類三アルコトヲ示セリ曰ク自筆證書（testament olographe）曰ク公正證書（testament　autbentique）曰ク祕密證書（testament mystique）是ナリ遺言者ハ此三種ニ付キ其便トスル所ニヨルコトヲ得ヘシ而シテ自筆證書ハ健全ニシテ證書ヲ作ルニ付キ困難ヲ感セサル者多ク之ヲ用ウヘク公正證書ハ無筆者、重病者等自ラ證書ヲ作ルコト能ハス又ハ之ヲ作ルニ付キ困難ヲ感スル者モッハラ之ヲ用ウヘク祕密證書ハ署名ヲ爲スニ付テハ困難ヲ威セスト雖モ證書ノ文言ヲホカ人ニ書カシムルヲ便利トスル者モッハラ之ヲ用ウヘシ尙ホ詳細ハ次條以下ノ規定ニ因リ自ラ明カナルヘシ

遺言ノ要式行爲ナルコト既ニ屢屢言ヘルヲ以テ其方式ハ必ス法律ニ限定シタルモノタルコトヲ要ス而シテ右ニ述ヘタル三種ノ證書ハ普通方式トシテハ必ス其一ヲ用ウヘキモノニシテホカノ方法ニヨルコトヲ得ス唯次款ニ規定セル特別方式ハ又特別ノ場合ニ限リ法律カ認許セルモノナルカ故ニ其有效ナルコト固ヨリ論ヲ竢タスト雖モ本條ニ於テハ特ニ之ヲ明カニスル爲メ但書ヲ加ヘタリ

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昭和22年222号（家族法改正）

967条

遺言は、自筆証書、公正証書又は秘密証書によつてこれをしなければならない。但し、特別の方式によることを許す場合は、この限りでない。

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平成16年147号（現代語化）

967条

（普通の方式による遺言の種類）

遺言は、自筆証書、公正証書又は秘密証書によってしなければならない。

ただし、特別の方式によることを許す場合は、この限りでない。