734条 (民法（～2019年）) - 法律情報基盤

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制定

769条

直系血族又ハ三親等内ノ傍系血族ノ間ニ於テハ婚姻ヲ為スコトヲ得ス但養子ト養方ノ傍系血族トノ間ハ此限ニ在ラス

制定過程

明治民法769条

関連資料

梅謙次郎『民法要義』*未校正資料全体表示

第七百六十九條　直系血族又ハ三親等內ノ傍系血族ノ間ニ於テハ婚姻ヲ爲スコトヲ得ス但養子ト養方ノ傍系血族トノ間ハ此限ニ在ラス（人三四、三五、三七）

本條以下第七百七十一條マテハ親族相婚ヲ禁スルモノナリ蓋シ親族相婚ヲ禁スルハ文明國ノ常態ニシテ民法施行前ニ於テモ亦之ヲ禁セリ唯如何ナル程度ニマテ之ヲ禁スルカハ各國其揆ヲ一ニセスト雖モ本條ノ規定ノ如キハ槪シテ最モ多ク行ハルル所ナリ即チ直系血族及ヒ三親等內ノ傍系血族（兄弟姊妹及ヒ叔姪）ノ間ニ於テノミ之ヲ禁セリ而シテ是レ民法施行前ニ於テ既ニ然リシ所ナリ此規定ニ依リ四親等以下即チ從兄弟姊妹以下ノ者ノ間ニ於テハ婚姻ヲ爲スモ敢テ妨ナキナリ

以上ハ眞ノ血族間ニ於テハ絕對ノ規定ナリト雖モ養子ニ付テハ自ラ例外ナキ能ハス他ナシ養子ト養方ノ傍系血族トハ敢テ婚姻ヲ爲スコトヲ妨ケス是レ民法施行前ニ於テモ既ニ認メシ所ナリト雖モ唯養子カ養家ノ姊妹若クハ叔姪ト婚姻ヲ爲スニハ一旦之ヲ他家ノ養女ト爲シテ然ル後婚姻ヲ爲スヘキモノトセリ是レ實ニ謂レナキ所ニシテ又全ク無益ノ手續ト謂フヘシ何トナレハ若シ養家ノ姊妹及ヒ叔姪ヲハ血族ニ等シキ者トセルカ爲メニ（七二七）直チニ是レト婚姻ヲ爲スコトヲ得ストセハ肉親ノ姊妹ハ假令他家ノ養女ト爲リタル後ト雖モ其兄弟ト婚スルコトヲ得サルカ故ニ養家ノ姊妹、叔姪ハ假令他家ノ養女ト爲ルモ敢テ養子ト婚スルコト能ハスト謂ハサルコトヲ得ス殊ニ名義上他家ノ養女ト爲スカ如キハ極メテ容易ナル事項ナルカ故ニ因リテ以テ此婚姻ヲ困難ナラシムルノ結果アルコトナク眞ニ一片ノ形式ニ過キサレハナリ故ニ本條ニ於テハ斷然此無名、無益ノ手續ヲ廢シ直チニ婚姻ヲ爲スコトヲ許セリ

本條ニ於テ養家ノ傍系血族ト云ハスシテ養方ノ傍系血族ト云ヘルモノハ他ナシ養家ノ傍系血族ト云ヘハ單ニ養家ニ在ル傍系血族ノミヲ意味スルノ嫌アリ然ルニ本條ニ於テハ其者カ現ニ養家ニ在ルト他家ニ在ルトヲ問ハサルカ故ニ特ニ養方ノ傍系血族ト云ヘリ

本條以下三條ノ制裁モ亦第七百八十條ニ之ヲ規定セリ

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昭和22年222号（家族法改正）

734条

直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。但し、養子と養方の傍系血族との間では、この限りでない。

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昭和62年101号

734条

直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。

但し、養子と養方の傍系血族との間では、この限りでない。

第八百十七条の九の規定によつて親族関係が終了した後も、前項と同様とする。

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平成16年147号（現代語化）

734条

（近親者間の婚姻の禁止）

直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。

ただし、養子と養方の傍系血族との間では、この限りでない。

第八百十七条の九の規定により親族関係が終了した後も、前項と同様とする。