民法（～2019年）

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制定

726条

親等ハ親族間ノ世数ヲ算シテ之ヲ定ム

傍系親ノ親等ヲ定ムルニハ其一人又ハ其配偶者ヨリ同始祖ニ遡リ其始祖ヨリ他ノ一人ニ下ルマテノ世数ニ依ル

制定過程

明治民法726条

関連資料

梅謙次郎『民法要義』*未校正資料全体表示

第七百二十六條　親等ハ親族間ノ世數ヲ算シテ之ヲ定ム

　傍系親ノ親等ヲ定ムルニハ其一人又ハ其配偶者ヨリ同始祖ニ遡リ其始祖ヨリ他ノ一人ニ下ルマテノ世數ニ依ル（人二〇、二一、二五、一項）

本條ハ親等ノ計算法ヲ定メタルモノナリ蓋シ從來ノ親等ナルモノハ立法者カ人爲的ニ其順序ヲ定メ毫モ一定ノ標準ニ據リタルモノニ非ス故ニ民法ニ於テ之ヲ採用スルニ由爲シ外國ニ於テハ種種ノ主義アリト雖モ羅馬法ノ主義最モ單純ニシテ能ク理論ニ適スルモノナルカ故ニ新民法ニ於テハ舊民法ニ於ケルカ如ク羅馬法ノ主義ヲ採用セリ即チ圖ノ如ク血統ノ遠近ニ因リテ親等ヲ定ムルモノニシテ例ヘハ父母又ハ子ハ直接ニ血統ノ繼續セル者ナルカ故ニ各一等親ナリ祖父母及ヒ孫ハ父母又ハ子ヲ通シテ血統ノ繼續セル者ナルカ故ニ二等親ナリ兄弟姊妹モ亦二等親ナリ何トナレハ自己ノ父母ニ於ケル、直接ノ系統アルカ故ニ一親等ニシテ父カ兄弟姊妹ニ於ケル亦直接ノ系統アルカ故ニ一親等ナリ故ニ此二者ヲ合ハセハ二親等ト爲ルカ如シ而シテ血族ハ自己ヨリ他ノ親族ニ對スル關係ヲ見レハ足レリト雖モ姻族ハ配偶者（夫又ハ妻）ト其親族トノ關係ヲ見テ親等ヲ定ムルモノナリ例ヘハ配偶者ノ父母又ハ子ノ配偶者ハ一等親ニシテ配偶者ノ甥姪又ハ伯叔父母ノ配偶者ハ三等親ナルカ如シ

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昭和22年222号（家族法改正）

726条

親等は、親族間の世数を数えて、これを定める。

傍系親族の親等を定めるには、その一人又はその配偶者から同一の始祖にさかのぼり、その始祖から他の一人に下るまでの世数による。

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平成16年147号（現代語化）

726条

（親等の計算）

親等は、親族間の世代数を数えて、これを定める。

傍系親族の親等を定めるには、その一人又はその配偶者から同一の祖先にさかのぼり、その祖先から他の一人に下るまでの世代数による。