○第三十八回
明治十七年十二月十二日
○午前第十時開會
欠席 渡邊委員
○第 條 商法草案第二百十六條
（本尾委員）
本條退社株主ノ負擔スヘキ會社ノ負債ハ本人在社中ノ負債ナルヤ又ハ退社前ノ總テノ負債ナルヤノ質疑ニ右ハ在社以前ノ負債ヲモ包含スルモノナリト然ル時ハ左ノ如ク修正セサルヘカラス
株金ノ拂込金額ニ充サル間ハ退社スル株主ハ其退社前ニ生シタル會社ノ負債ニ對シ一ケ年間其殘額マテノ義務ヲ免レサルモノトス
第二ノ質疑ハ本條一ケ年トアルハ期滿免除ナルヘシ然ルトキハ期滿免除ノ文字ヲ挿入セサルヘカラスト云フニ在リ然ルニ一ケ年間トハ通常期滿免除ト異ナレリト通常期滿免除ハ例令ハ甲ナル者カ負債アルハ判然ナルヲ以テ三十年又ハニ十年經過シタル以上ハ債主ノ權利ハ消滅スヘシト雖モ本條ハ株主退社スレハ既ニ權利ナキモノニシテ其權利ノ繼續スヘキ筈ナシ又通常期滿免除ハ起訴等ノ手續ヲ以テ其期限ヲ中斷スル事ヲ得レトモ本條ノ場合ハ實ニ義務ナキモノニ義務ヲ擔當セシムルモノナレハ起訴等ノ手績ヲ以テ之カ期限ヲ中斷スル事ヲ得ス但シ訴訟ノ一年以上ニ涉ルハ其期限ニ對シ差支ヲ生セサルモノトス故ニ文章ハ原案ノ儘ニ爲シ意味ハ右ノ如ク解釋セラレタシト
然ラハ合名會社第百三十九條ニ期滿免除ノ文字ヲ加ヘタルハ如何
曰ク該會社期滿免除ノ文字ヲ挿入シタルハ可ナリト雖モ酷ニ之ヲ論スルトキハ合名會社モ亦中斷ノ法ヲ用フルヲ不可ナリ故ニ合名會社モ本條ト同シク訴訟ノ爲メニ一ケ年以上ニ至ルハ差支ナキモ通常期滿免除ト同一ニ中斷ノ法ヲ用フル事ヲ得サルヲ當然ト爲スト然ラハ合名會社ノ部モ亦改正セサルヘカラサルヤ然リ貴官ニ於テ遡テ之ヲ調査シ不審ノ場所ハ一ニ質問ヲ受ケ改正セラレタシトノ事ナリシ
（岸本委員）
然ラハ出訴期限規則ト同精神ナルヘシ
（本尾委員）
否異ナルカ如シ
（箕作委員）
然ラハロエスレル氏モ第百三十九條ニ對シ質問セシトキハ期滿免除ト思考セシオ本條ノ質疑ヲ受ルニ至リ始テ通常期滿免除ト異ナル事ヲ發見セシカ如シ
（本尾委員）
然リ故ニ第百三十九條ニ遡リ改正セサルヘカラス
（委員長）
玆ニ一ケ年ト定ムルハ如何ナル理由ナルヤ之ヲ二年又ハ半ケ年トスルモ差支ナキカ如シ
（本尾委員）
若シ之ヲニ年トセンカ株主ノ負擔酷ニ過リ又之ヲ半ケ年トセンカ會社ノ損害ヲ來ス事少々ニアラス故ニ立案者ハ相當ノ年限ヲ斟定シ合名會社ノ規定ト同ク一ケ年ト爲シタルモノナラン
（委員長）
拂込期限ニハ必ス種々ニシテ或ハ半ケ年ナルアリ又ハ五年ナルアリ然ルモ殘額丈ノ義務ハ都テ一年トスルモノナルヤ
（本尾委員）
然リ
（箕作委員）
委員長說ノ如ク三ケ月內ニ拂込ムアリ或ハ五年間ニ拂込ムアツ爲ルニ等シク一年トスルハ不都合ナレトモ是ハ他ニ良法ナキヲ以テ不得已如此立案セシモノナルヘシ
（本尾委員）
「退社前ニ生シタル會社ノ負債ニ對シ退社ノ日ヨリ起算シテ一ケ年間其殘額マテノ義務ヲ免レサルモノトス」ト修正スヘシ
（周布委員）
縱令ハ第百十三條ニ據リ第一ノ株主半額迄ノ義務ヲ免レタルモノアランニ第二ノ株主本條ノ場合ニ至ルトキト雖モ第一ノ株主ハ尙ホ本條ニ據リ殘額迄ノ義務ヲ負フヘキヤ然ルトキハ兩條ノ權衡如何
（本尾委員）
第一ノ株主既ニ半額ノ義務ヲ免ルヽト雖トモ第二ノ株主退社ノトキニ當リ未タ全額ヲ納メサルトキハ殘額マテノ義務ヲ以テ會社ノ負債ヲ負擔セサルヘカラス
（委員長）
此ニ千圓ノ株金ニシテ年々千圓ツヽヲ拂込ム一ノ株主アリ第一ノ者千圓拂込ノ上賣却シタルトキハ其後ニケ年ニ拂込ムヘキモノニ千圓アリ此ニ千圓ヲ拂込ムハ第二ノ株主ノ義務ナレハ會社ハ第二ノ株主ニ對シ之ヲ要求セシニ第二ノ株主之ヲ完納スル事能ハサルトキハ會社第一ノ株主ニ對シニケ年分卽チニ千圓ヲ拂込マシムルヤ
（本尾委員）
第二ノ株主殘金ヲ拂込マサル時ハ會社ヨリ第一株主ニ殘額拂込ノコトヲ請求スモ第一株主ニ於テハ既ニ拂込ミタル分及ヒ第二ノ千圓ハ本條ノ明文ニ依テ拂入ノ義務アルモ第三ノ千圓未タ拂込ノ期限到來セサルヲ以テ會社ニ於テハ第一ノ株主ニ向テ請求スルコトヲ得サルモノト思考ス
（長森委員）
假令ハ會社負債ノ爲メ倒產ヲナストキハ未タ拂期限ノ至ラサル株金ヲモ皆拂込マシメ會社ノ負漬ヲ辯償スルモノナルヘシ然ルトキハ本條ノ殘額ハニ千圓迄ヲ皆包含スルモノナルヘシ
（鶴田委員）
然リ殘額ハ皆包含スルモノナルヘシ
（細川委員）
會社倒產ノ場合ニ於テハ未タ拂込期限ノ到ラサル株金ト雖トモ突然悉皆之ヲ徵收會社負債ニ充ツヘシトスルトキハ如何ナル毫富ト雖トモ拂入レ用意ナキカ爲メニ共々身代限ヲ爲スニ至ルヘシ
（本尾委員）
株主ハ金ヲ會社ニ借リタルモノニアラス會社ニ拂込ムモノナレハ邁常負債主ト異ナリ會社倒產ノ爲メ拂込期限ノ利益ヲ失スルノ理由ナリ之カ期限ノ利益ヲ失スルハ負債主タル會社カ社外人タル債主ニ對スルノ場合ヲ云フ故ニ未タ期限ノ至ラサル株金拂込ヲ要求スル事ヲ得サルモノト思考ス
（周布委員）
株金ハ百萬圓ノ高ナルモ入金セシ高ハ僅カニニ十五萬圓ナレハ其業務上ニ付テハ社外ニ對シ百萬圓ノ働キヲナスモノナリ故ニ其會社ニ於テ社外ノ取引上ニハ暗々裏ニ百萬圓ノ辯償ヲナシ得ルモノトスルノ約束ハ成立ルモノナリ
（本尾委員）
定額ニ百萬圓ノ金額ヲ三ケ年ニ割當テ入金ノコトヲ定メアレハ社外人ニ於テハ未タ入金セサル第三年目ノ金額ヲ第一第二年目ニ於テ入金シタルモノト看做シ百萬園ノ働キヲナスモノトハ見認スルコトヲ得ス
（周布委員）
否ラス未タ百萬圓ニ充サルモノハ定款ニ於テ約束スルノミナレハ其効力ハ社員內ニ限リテ社外ニハ毫モ及ホサヽルモノナリ故ニ社外ニ於テハ百萬圓ノ働キヲナスモノト見認ムルハ相違ナカルヘシ
（委員長）
本條ハ關係尤モ廣キ所ノモノナレハ能ク精神ノ在ル所ヲ質問シテ後修正スルコトエセン併シ質問スルニハ例證ヲ設ケテ事官ハヲ分明ナラシムヘシ
（本尾委員）
諾
（箕作委員）
本條ノ原文ニ依テ見ル時ハ一年間ノ殘額假令ハ明治ニ十一年ヨリ三ケ年ニ割當テ出金スルトセンニニ十一年ニ於テ三分ノ一ヲ拂ヒ込ミ其後退社シテ他人ニ其株式ヲ讓リ渡シタルトキハ翌クニ十ニ年中ハ負倍職擔當ノ室貝任アレ共ニ十去一年ニ至テハ已ニ一ケ年ヲ經過セシモノナレハ其義務ハ已ニ解 除セラレタルモノト見ルヘカラス
（周布委員）
本條ハ已ニ確定シタルカ今一箇ノ質問件アリソハ會社ニ於テ全額ニ充サルノ間ニ身代限ヲナス時ハ未タ拂込マサル金額ハ一時ニ繰上ケ入金ノ手續ヲナシテ負債ノ辯償ニ充ルヤ或ハ身代限ハ現在ノ有樣ニシテ執行シ未タ入金ノ期限至ラサルモノハ其期ニ至テ入金セシメ負債殘額ノ辯償ニ充ルヤ否ノ㸃ニ付テ質問アリタシ
（本尾委員）
諾
（委員長）
今唄ツノ質問ニハ本條ニ依テ見ル時ハ負債ノ爲メニアラサレハ一年間ノ義務ヲ負擔セサルヘシト雖トモ會社ニ於テハ强チ負債ノ爲メノミナラス假令金庫ニ金員ノ充滿セシニ於テモ計言貝ヨリ殘額ヲ徵收シテ一年間ノ義務ヲ負擔セシムルニ差支ナキカ如シ此㸃ニ付テモ質問アルヘシ
又負債アル時ハ第一ノ株主ニ入金ヲ請求セサル以前ニ株劵ヲ其所有者ヨリ引上ケ之ヲ賣拂ヒ然ル後尙殘金アレハ第一ノ株主ニ出金ヲ命スル順序ナルヤ或ハ株劵賣却前ニ一株主ニ出金セシムルヤ其順序ニ付テ尙質問スヘシ
（本尾委員）
諾
以上諡明了
○第五款 頭取及ヒ取締役
○第 條 商法草案第二百十九條
總會ハ業務着手ノ一ケ月前ニ株主中ヨリ頭取三名以上ヲ選擧スヘシ又頭取ハ同役中ヨリ業務擔當者一名又ハ數名ヲ選定スルヲ得ヘシ其他會社ヲ代理スル者及ヒ役員ヲ選定スル事ハ會社ノ便宜ニ任ス
（本尾委員）
本條ノ反譯ハ原文ノ意ヲシテ充分ナラシメス如何トナレハ「業務着手ノ一ケ月前ニ」トアリテハ會社カ業務ノ着手前ニ選擧スル如ク見エ原文ノ意ニテハ取締役カ業務ヲ取扱フ一ケ月前ト云フノ意味ナリ且「其他會社ヲ代理スル者及ヒ役員ヲ選定スル」云々トハ總會ニ於テ之ヲ選擧スルニアラスシテ取締役カ選擧セラレタル後該役ニ於テ會社ヲ代理スル所ノモノヲ選定スルヲ云フ
（細川委員）
代理スルモノトハ如何ナル者ヲ指スヤ
（本尾委員）
手代番頭ヲ云フ
本條取締役ヲ一ケ月以前ニ選擧スルハ要用ナキカ如ク考察スレハ爾此㸃ニ付キ一應質問スルトセハ如何
（委員長）
質問スヘシ
午後十二時十分中止
○午後十二時五十一分開會
（鶴田委員）
本條ノ選擧ハ初メ會社ノ設立スル時ニノミナラスシテ取締役ノ死去シタル等ニ於テ跡役ヲ選擧スル時ニモ亦本條ヲ適用スルヤ
（細川委員）
次條ニ據レハ本條一ケ月過ルモ政府ノ認可ナキ間ハ一ケ月ノミナラス何ケ月ヲ經ルモ預メ知ルヘカラサルナリ
（本尾委員）
其㸃ヲモ質問セン
又鶴田委員ノ說ノ如キハ本條ヲ適用スヘシト雖モ取締役中一人死去シタリトテ業務ノ都合ニ依レハ跡役ヲ選擧セサルモ可ナルヘシ或ハ事務繁劇ノ爲メ一人ヲ要スルトキハ故ラニ取締役ヲ選擧セサルモ總理代人ヲ任シ來年期ノ總會迄選擧ヲ猶豫スルモ差支ナカルヘシ
○本條ハ左ノ如ク修正スルニ決ス
第二百十九條總會ハ株主中ヨリ三名ヨリ少カラサル取締役ヲ遲クモ其執務ノ一ケ月前ニ選擧スヘシ又取締役ハ同役中ヨリ業務ヲ擔當スル者一名又ハ數名ヲ選定スルヲ得ヘシ其他會社ヲ代理スル及ヒ役員ヲ選定スルト否トハ會社ノ便宜ニ任ス
○第 條 商法草案第二百二十條
頭取ノ選擧政府ノ認可ヲ受クヘキトキハ此認可ヲ受タル後ニ非サレハ該役員其職務ヲ執行スル事ヲ得ス
（細川委員）
政府ノ認可ヲ受ルハ必ス免許ヲ受ル會社ニ限ルモノナルヤ
（本尾委員）
然ラス假令ハ政府ニ於テ願書ニ免許ヲ與フルトキニ當コリ政府取締役ノ選擧ヲ要スルモノト認ムル、トキハ必ス政府ノ認可ヲ受クヘキ樣命スルモノナリ併シ免許ヲ受ケサル會社ト雖モ其業體ニ依リ政府ノ認可ヲ要スル事アリ
（委員長）
政府ノ認可ヲ要スルト否トハ何ヲ以テ標準ト爲スヘキヤ
（本尾委員）
前條及ヒ本條ハ會社成立ノトキ初メテ選擧スル場合ノミニ適當スルヤ又ハ改選ノトキニ於テモ亦之ヲ適當スルノ精神ナルヤ
（本尾委員）
改選ノトキモ亦兩條ヲ適用スルナルヘシ併シ一應之ヲ質問スヘシ
（鶴田委員）
本條ハ餘リ漠然タルヲ以テ照應ノ條ヲ指示スルトキハ大ニ便宜ナルヘシ
本條ハ左ノ如ク修正ヲ加ヘラレタリ
第二百二十條取締役ノ選擧政府ノ認可ヲ受クヘキトキハ其認可ヲ受クル後ニ非レハ職務ヲ執行スル事ヲ得ス
○第 條 商法草案第二百二十一條
頭取ヲ選擧シ若クハ其認可ヲ受ルマテハ會社ノ發起人ニ於テ其職務ヲ擔當スヘシ
（本尾委員）
反譯文ニ據レハ選擧シ云々擔當スヘシトアルヲ以テ選擧シタルトキハ直ニ取締役カ職ヲ行フ樣見エレトモ矢張リ第二百十九條ニ據リ選擧後一ケ月ヲ經サレハ職務ヲ行フ事ヲ得サルナリ故ニ取締役ノ執務ノ場合ニ至ル迄ハ發起人ニ於テ職務ヲ擔當スルモノトス
（岸本委員）
本文選擧シトアルヲ以テ選擧スルヤ否直ニ發起人ハ其 職ヲ取締役ニ移スモノト解釋スルヲ得ヘシ
（本尾委員）
本條ノミニ就テ之ヲ觀ルトキハ或ハ如斯論者ナキヲ保セスト雖モ前諸條ヲ通觀スルトキハ決シテ其疑ノ生スル事ナカルヘシ
（細川委員）
岸本委員ノ如キ疑ナキニアラス何トナレハ原文亦同一ナ圦故ニ念ノ爲メ選擧ノ文字ニ付一應質問セハ如何
（本尾委員）
諾
（細川委員）
又原文ニ依ルニ第二百十九條一ケ月前トアルハ少クトモノ意味ナレハ或ハ數月前ニ爲ス事アリテ際限ナケレハ是亦質問シテ可ナルヘシ
（長森委員）
第二百十九條ヨリ本條迄ハ改選ノトキモ亦之ヲ適當スルヤ
（本尾委員）
然リ
○本條ハ質問ノ上修正スル事ニ決ス
○第 條 商法草案第二百二十二條
會社ハ頭取ノ所業ニ依リテ特ニ直接ノ權利義務ヲ得ルモノトス會社ノ申合規則ヲ以テ頭取ノ代理權利執行ノ方法ヲ定ムヘシ其權利執行ハ申合規則及ヒ總會決議ノ範圍ヲ出ツ可カラス但シ特ニ其權利ヲ制限スルモ良心ナル他人ニ對シテハ無効ト爲ス
（本尾委員）
本條ノ文例ハ既ニ第百六十四條ニアルヲ以テ之ヲ同一ニスヘシ且反譯及ヒ其他不都合ノケ所ナキニアラサレハ宜ク之ヲ〔修正スヘシ
（委員長）
所業ニ依テノミ直接云々ハ日本文ヲ以テ之ヲ記スルトキハ取締役ノ所業ハ直接ニ會社ノ權利義務トナルノ意ナルヤ
（本尾委員）
然リ
（長森委員）
本條ノ主格ハ會社ナレハ委員長ノ說ノ如クセハ取締役ヲ以テ主格ト爲スニ至ルニ依リ少ク本條/精瀰ニ反スルカ如シ故ニ原文ノ方可ナルヘシ
（岸本委員）
本條取締役私事ニ付自己ノ失錯セシ爲メ罰金ニ處セラルヽトキハ會社之カ罰金ヲ拂フヘキヤ
（本尾委員）
取締役ノ資格ナルトキハ拂フヘキハ勿論ナレトモ一己人ノ資格ニテ犯シタル事件ハ會社之カ責ニ任スルノ理由ナシ
本條ハ左ノ如ク修正ヲ爲ス事ニ可決セリ
第二百ニ十二條會社ハ特ニ取締役ノ所業ヲ以テ直接ニ權利ヲ得義務ヲ負フ者トス取締役ノ代理權執行ノ方法ハ會社ノ定款ニ於テ之ヲ定ムヘシ取締役ハ會社ニ對シ定款及ヒ總會ノ決議ニ從フノ責アルモノトス取締役ノ代理權ヲ制限スルモ善意ノ第三者ニ帽對シテハ無効ト爲ス
（附言）本條「依テノミ」トアルヲ「以テ」ト改正セシヲ以テ第百六十四條ノ「因テノミ」ハ「以テ」ト改正スヘシ
午後第二時三十分閉會