○第二十二回
明治十七年十月十四日
欠席 細川委員
仝 鶴田委員
午前第十時開會
○第百六十七條
（本尾委員）
本條ニ對スルロエスレル氏ノ精神ハ全ク金額ノミニテ拂渡スノ意見ナリ就テハ左ノ如ク修正スヘシ
○第百五十條各社員ハ他ノ約定アルニアラサレハ持分ノ拂渡ヲ之ニ相骨田スル金額ヲ以テ要求スヘシ
右本尾委員ノ修正案ニ決ス
○第百七十條
委員長ノ質議ナル本條ヲニ項ニ分別スルコトハロエスレル氏モ承諾セラレタリ然レトモ其原文ヲ反譯スルニ於テ貫ニ困難ナルヲ免カレス試ニ左ニ反譯セシ所ヲ呈出スヘシ
「但シ未タ分配セサル會社財產ノ現存スルモノニ對シ債主ヨリ要求ヲ爲シタルトキハ此限ニ在ラス」
異議ナク本尾委員ノ修正ニ決ス
說明了リ
○第二章 差金會社
（本尾委員）
ロエスレル氏ノ差金會社ナルモノハ佛獨ト異ナレリ佛ニ於テハ差金者差金ノミニ墨シ義務ヲ負擔ハ業務上ノコトニ付テハ敢テ干涉スルコトヲ得サルノ規定ナレトモ本法ハ英ニ模傚シ差金ニ對シ義務ヲ費擔スルコトニ付テハ佛獨等ト異ナル㸃ナシト雖トモ業務上ニ付テハ敢テ無限責任者ト差異ナル所ナシ本法ノ原則タルヤ合名會社ノ社員ト毫モ異ナルコトナシ畢竟スルニロエスレル氏ハ差金命日社ハ無限社員ニ有限社員ノ加ハルヲ並日邇ノ原則トスルヲ變更シテ有限社員ヲ基礎トシ之ニ無限社員ヲ加ユルモノトセリ此如原則ヲ變更セシ所以ノモノハ一體無限社員中ニ有限社員ヲ加フルモノハ往古會社法ノ不完全ナリシ折ニ用ヒ來ルル法ニシテ當今ノ當座組合ノ如キモノ則差金會社トナセシナリ而シテ往古ハ自己ノ姓名ヲ社名ニ表出スルコトヲ嫌フカ故ニ無限ヲ以テ原則トナシ組立タルモノナリ若シ今日之ヲ好ムノ人アラハ匿名會社ヲ組織セハ決シテ不可ナルヲ見ス如斯理由ヲ以テ先ツ有限ヲ原則トシ之ニ無限ヲ差加フルコトエセシナリ
（渡邊委員）
有限社員ト業務ヲ擔當シ無限社員ハ業務ニ關係セサル場合アルトキハ不都合ナラスヤ
（本尾委員）
否然ラスロエスレル氏ノ意見ニテハ自己ノ金員ヲ差入レ全ク會社ノ所爲ニ任放シ自己ニ於テハ敢テ顧ミサル所ノモノハ勿ルヘシ必スヤ業務社員トナリ充分會社ヲ保護スルナレハ實際ニ於テハ決シテ不都合アルコトナシト
（渡邊委員）
差金社名ハ如何ニ名附クルヤ
（本尾委員）
無限社員アリシトキハ其人名ヲ入ルヘシ則チ本尾差金會社トナシ否ラサルトキハ人名ヲ用ヒス何々差金會社トナスナリ
（渡邊委員）
本法ハ差金會社ノコト大ニ我邦ニ適合スルノ法ナク如何トナレハ今日我邦ニ於テハ例ヘハ大倉組ノ如キ外面上ハ無限會社ノ如クナレトモ該社ノ契約ニ於テハ明カニ有限責任トセリ此等ノ會社ヲ取締ルニ付テハ充分ノ法ト云フヘシ
（本尾委員）
當時各國ニ採用セラル差金會社ノ性質ヲ左ニ陳述セン
第一差金社員ノ供資ハ金額ナルコト第二ハ其金額ニ對シ責任ヲ負擔スルコト第三ハ差金者ハ業 務ニ栢蝸ルコトヲ得ス第四ハ蛙描限社悶貝業務ノ擔當者トナルコトヲ得此四區別ナリ然レトモロエスレル氏ハ第一第二ハ事實穩當ナルヲ以テ採用セシナレトモ第三第四ハ不適當ナリトシテ此例規ニ依ラス如何トナレハ差金者ノ業務ニ關係スルコトヲ得サルカ如キ道理ナケレハナリ尤モ佛ハ此ノ區別アルモ實際ニ於テハ矢張差金社員ト熟議ノ上業務ヲ處辨セリ尤モ社外人ニ對シテハ毫モ業務擔當者ト異ナル所ナシ佛等ニ於テ如此有名無實ナル規定ヲ設ケタル所以ノモノハ佛ノ官吏ノ如キ其姓名ヲ社名ニ出スヲ欲セサルカ故ナリ而シテ事務執行ニ付テハ前ニモ述ヘシ如ク每事熟議ヲ要シ以テ社務ヲ履行セリ實ニ有名無實タルノ甚シキモノナレハロエスレル氏ハ此法ヲ採ラス若シ之ヲ好ム人アラハ一匿名會社ニ加入シ敢テ差金會社ニ入ルヲ要セサルヘシ右ノ理由ヲ以テロエスレル氏ハ此第三第四ハ採用セサリシナリ
商業者ニシテ合名會社ニ加入スルトキハ其社ト同一ノ商業ヲ營ムヲ得ス實ニ活溌ニ營業セント欲スルモノニ在テハ窮屈モ亦極マルノ法則ナレハ有產ノ商人ハ多クハ差金會社ニ加入シ自己ハ亦他ノ商業ニ從事セリ若シ此ノ道ヲ設ケ置カサレハ商業會社ニ向テ大ナル障害ヲ與フルニ至ラン本法、則チ商業者ニ充分ノ働キヲ付クル處置ナリトス
本法ノ「コンチネント」（英國ヲ除キ他ノ歐州ヲ稱スル語）流ノ會社法ト異ナル所ノ要㸃ハ差金社員ニモ業務取扱ヲ共ニナサシムルニアリトス是レ原案第一ノ効力アル所ナリ
大體上ノ主義ニ付テハ右ニ記スル所ニ於テ詳知セラレタルヘシ
（渡邊委員）
「コンチネント」法ニテハ有限社員ハ事務ヲ共ニスルヲ得スロエスレル氏ノ意見ニテハ資本金ハ少ナキモ勵キハ充分ニナサシムルノ意見ナルヘシ而シテ「コンチネント」法ニテハ働キヲナストキハ忽チ合名會社員トナルモ本案ハ然ラス我邦ニテハ現今此法ノ如ク規定ヲ設ケ居レリ
（委員長）
「他ノ約定アルニアラサレハ」トハ如何ナルコトヲ云フヤ
（本尾委員）
假令ハ五人ニテ會社ヲ設立センニ其內一人ヲ有限社員トシ他ノ四人ハ無限社員ナルトキハ此四人ハ則他ノ契約ニ依テ無限トナレルナリ」例ヘハ本官カ會社ヲ設立センニ未タ社會ニ信用ナキヲ以テ三井民ヲ聘シテ社名ニ其三井ナルコトヲ顯ハシ世ノ信用ヲ惹カントスルカ如キ場合ヲ云フ此時ニ當テハ三井ハ無限社員トナルモノトス
（渡邊委員）
差金會社ニハ人員ノ制限ナキヤ
（本尾委員）
制限ナシ
此ニ說明ヲ要スルモノアリ彼ノ株式差金會社ヲ設ケサルノ一事ナリ
一體差金會社ヲ設立スルモ公ケノ秩序ニ關係スルモノニアラサレハ官許ヲ受クルニ及ハス故ニ株式差金會社ノ規定ヲ設ケサル所以ノモノハ原ト法律ヲ潜クルモノヽ爲メニ設クル所ナレハ若シ之ヲ設クルトキハ法律ヲ濳クルノ道ヲ設クルニ等シケレハ此ニ之ヲ規定スルノ要用ヲ見ス之レ株式差金會社ノ規定ヲ設ケサル所以ナリ
（渡邊委員）
我邦ニ於テハ差金會社モ合名會社ト同シク人數ニ制限ヲ一設ケサルヘカラス
（本尾委員）
株式ナルモノハ勝手ニ移轉スルコトヲ得ルナレトモ差金會社ノ證劵ハ會社ノ許可ヲ得サレハ賣買スルコトヲ得スサレハ株式ト異ナル㸃ハ明カナレハ別段制限ヲ設ケサルモ實際ニ向テ不都合ナルコトナカルヘシ
（渡邊委員）
否我邦ニ於テハ矢張人員ヲ定メサルヘカラス
（岸本委員）
株式差金會社法ヲ設ケサルハ尙他ニ一原因アリ卽チ株式會社ニ於テハ頭取ハ無限社員トナルカ如キ之レナリ
（本尾委員）
株式差金會社ヲ設ケサル主㸃ハ株式會社ニ付テハ歐州ニ於テモ種々ノ方法ヲ設ケテ誰口美ナランコトヲ望ミタレ共其結末ニ至テ一モ美果ヲ呈セシコトナシ是レ其所以ナキニアラス乃チ監督權ヲ行政官吏ニ委任シテ處辨セシメタリシヨリ如此要果ヲ呈出セシモノナリ之ヲ監督スルニハ必ス司法權ヲ以テセサルヘカラス如何トナレハ之ヲ司法權ニ於テ支配スルトキハ人民ニ於テハ相互ニ監督スルノ場合ニ至ルヘケレハナリト
（渡邊委員）
我邦ニ於テハ日本國政府ノ監督ヲ求メサルヘカラス如何トナレハ株式會社ニ付テハ云ハ父設立スル人ヲ信用シテ資本ヲ差入レ平素業務上ノ監督ハ怙トシテ顧ミス止タニ會社ノ所以ニ任スルノミ故ニ一朝倒產ノ如キ患アルトキニ至リ始メテ其會社ノ行屆ニ係意スルカ如キ風潮ニテ彼ノ丸家銀行ニ於ケルモ亦然リ同行ニ於テ仕拂ヲ停止セシ後ニ至リ大ニ狼狽シテ株劵ヲ賣拂フカ如キ有樣ナリ依テ之ヲ人民ニ於テ監督センコトハ實ニ至難ト云フヘシ
（箕作委員）
有限差金會社ハ千八百六十三年ニ至リ官ノ許可ヲ受ルコトトナリシカ其後之ヲ廢シタリ
（委員長）
我邦ノ裁判官ハ行政權ヲ施行スルコトナク原吿人ノ起訴スルニ當リ始テ裁判ヲ行フ然レトモ將來ハ歐州一般ノ例ニ循ヒ行政權ノ幾分ヲ行ハシムルヲ可トス
（渡邊委員）
差金會社ニ人員ヲ制限セハ如何ナルヤ之ヲロエスレル氏ニ質問アリタシ
（本尾委員）
諾
（箕作委員）
差金會社ニ人員ヲ制限セサル理由如何
（本尾委員）
差金會社ハ人員多キモ差支ナク且ツ實際ニ於テモ非常ニ夥多ナル人員アルコトナカルヘシトノ推測ヨリ出タルナラン
（岸本委員）
本案ニハ佛ニ所謂資本增減會社ナル規定ナシ此會社ハソシエラ アカヒタ ル名稱ノ如ク資本ヲ增減シ株式モ差金モ何レノ會社タルヲ不論設立スルコトヲ得段令ハ他ノ會社ニ於テハ資本ヲ增減スルコトヲ得サルヲ普通トスルモノナルモ此會社ハ如斯規定ナク隨意ニ資本ヲ增減シ普通ノ會社ノ嚴ナル規則ヲ設ケスシテ設立スルヲ得我邦下等社會ノ人民ニハ便利ニシテ且ツ必要ナラント察スルナリロエスレル氏ニ於テ此資本增減會社ノ規則ヲ設ケサルハ如何ナル理由ニ基クヤ質問セラレタシ
（本尾委員）
獨逸ニ於テモ如斯會社アリ然レトモ多クハ職工會社ニシテ職工社會ノ設立スルモノニ係ル
（箕作委員、渡邊委員）
英國ニ於テモ該會社アリ獨逸ト同シク職人社會ニ設クルモノタリ
（岸本委員）
此資本增減會社ハ其始メ獨逸ニ起リ英ニ移リ復英アリ佛ニ轉シタルモノナリ
○第百七十一條 商法草案第百五十四條
凡商社ノ社員中一名又ハ數名ノ責任上他ノ契約アルニアラサレハ總社員ハ差入財產ノミヲ以テ責任ヲ受ル者之ヲ差金會社ト爲ス
（本尾委員）
玆ニ一ノ疑㸃アリ則第百七十四條ニ循ヒ合名會社ノ規則第八十一條ヲ本章ニ適用スルヲ得ル樣見ユルノミナラス本條ニ有價物件「勞力」ノ字ナキヲ以テ第八十一條「資金勞力」ヲ通用シ得ヘキ解釋ヲ爲サンモ保セス然レトモロエスレル氏ノ精神ニ於テハ差金會社ハ勞力ヲ以テ供資ト爲スヲ許サヽルノ意ナリ依テ本官ヨリ之カ改定ヲ促カセシニ左ノ通リ總社員ノ下ニ數字ヲ挿入セラレタリ
「金員又ハ有價物件ノ供資限リ責任ヲ受ル者之ヲ差金會社ト爲ス」
○本條ハ左ノ如ク修正ヲ加フ
○商法第百五十四條社員ノ責任其一名又ハ數名ニ對シ別段ノ契約アルニアラサレハ供資トナシタル金圓又ハ有價物件ノ額ニ限ル商社ヲ差金會社ト爲ス
○第百七十二條 商法草案第百五十五條
差金會社設立ノ時ハ會社契約ノ取結及ヒ變更並ニ官簿ノ登記及ヒ公吿ニ就テハ合名會社ト同規則ヲ遵守スヘシ但シ其契約中並ニ登記及ヒ公吿中尙ホ左ノ件々ヲ揭載スヘシ
一 會社資本ノ總額
二 金額ニ引直シタル各社員ノ財產差入高
三 業務擔當社員又ハ頭取ノ責任有限又ハ無限
（本尾委員）
「設立ノ時」トアルハ少シク不都合ナリ如何トナレハ變更登記等ハ設立ノ場合ニ限ルモノニアラスシテ中途ヨリ生スルモノナレハナリ依テ之ヲロエスレル氏ニ質シテ「變更シタル時」云々トスル樣爲シタシ
又合名會社云々トアレハ同會社契約ニモ此三項ヲ加フルカ如ク見ユレトモ合名會社ニ於テハ契約書中ニハ此數項ノ如キヲ記スル所ナシ本條ニ於テハ何分合名會社モ記載スルカ如キ嫌ヒアリテ甚タ不都合ナレハロエスレル氏一ニ應質問セント欲スルナリ
（渡邊委員）
否此ハ反譯ノ適當ナラサルカ故ニ斯ク見ルニアラスヤ
（箕作委員）
原文ハ穩カナラサルモ其精神ハ本尾委員ノ說明ノ如シ敢テ質問スルニモ及ハス直ニ反譯ヲ修正セハ可ナラン
正午十二時喫飯ノ爲メ中止
午後第一時二十分開會
（箕作委員）
「頭取」ト云フモ我邦ノ頭取ト異ナルヘシ
（渡邊委員）
「取締役」ト爲スヘシ
（長森委員）
然リ
○本條ハ左ノ通リ修正ヲ加フルコトニ決議ス
○第百五十五條差金會社ハ會社契約ノ取結及ヒ變更幷ニ登記及公吿ニ就テ合名會社ト同規定ヲ遵守スヘシ但シ其契約中幷ニ登記及公吿中ニ尙ホ左ノ件々ヲ列記スヘシ
一會社資本ノ總額
二金額ニ引直シタル各社員ノ供資高
三業霧扮擔瞽田社員又ハ取締役ノ責任ノ有限若クハ無限
○第百七十三條 商法草案第百五十六條
差金會社ノ社名ニハ其責任無限社員ノ本姓ノミヲ參用シ必ス社名ノ終尾ニ差金（コンマンジート）ナル語ヲ附スヘシ
（本尾委員）
本條ヲ見ルニ常ニ無限責任社員アルカ如シ依テ「無限責任社員アルトキハ」ノ數字ヲ加フルヲ可トス然レトモ一應ロエスレル氏ニ質聞ノ上之ヲ挿入セン
（委員長）
有限責任社員ノミノトキハ如何
（本尾委員）
社員ノ姓ヲ用フルヲ得サレハ業名ヲ以テ社號ト爲ス例ヘハ東京「ビール」會社ト云フカ如シ
（委員長）
本條ハ甚タ解釋シ難キ條ナレハロエスレル氏ニ質問スヘシ
（本尾委員）
諾
（箕作委員）
ロエスレル氏ニ質問センニハ本條終尾ニ「差金」ノ證賄ヲ付スルトアレトモ我邦ニ於テハ實際不都合ナルヲ以テ此差金ナル證贈ハ初メニテモ由間ニテモ就レニ附スルコトヲモ爲シ得ル隔慷改メラレソコトヲ鴕肥求アリタシ
（本尾委員）
本條ヲ明カニ記スルトキハ差金會社ノ社名ニハ無限社員ノ本姓ヲ以テスヘシトナスヲ滴普國トス
（渡邊委員）
然ルトキハ差金ナルコトヲ社名ニ揭記セサルヲ以テ社外人ニ對シ其差金ナルコトヲ知ラシムルニ道ナシ
（委員長）
本條ハ常ニ無限社員ノアル樣見ユルヲ以テ之ヲ改正スルコト及ヒ參用トアルヲ用ヒテトシテ可ナルヤ或ハ參用ノ二字ヲ記セサルヲ得サルヤヲ質問スヘシ
（本尾委員）
諾
（岸本委員）
ロエスレル氏ノ意見ハ無限社員ナルモ其場合ニ於テハ姓名ヲ表出セサルモ差支ナシトスル精神ナラスヤ
（本尾委員）
否無限社員アルトキハ必ス其社員ノ本姓ヲ表出セサルヘカラストスルノ精吐胛ナリ
（岸本委員）
其表出セサルヘカラサルノ理由如何本官ノ思考スル處ニテハ之ヲ表出セサルモ又表出スルモ間ニ於テ一モ害ヲ與フルコトナケレハ差支ナク又社外ニ對シテモ敢テ不可ナルコトナカルヘシ然ルモ尙ホロエスレル氏ノ精神ハ是非之ヲ表出セシムヘシトスル意見ト爲スヤ
（本尾委員）
然リ
本條ヲ質問ノ節尙ホ有限責任社員ノミナルトキハ業名ヲ用フルカ又獨逸ニ於テハ實際如何之ヲ爲シ居ルヤヲモ併セテ質問セン
本條ハ質問ノ上修正スルコトニ決ス
午後第二時二十分前閉會